転職ノウハウ・コラム | 2021.05.25 Tue

転職の筆記試験対策って何をすればいい?対策方法を徹底解説!

この記事を書いた人

コンサルタント

大阪 太祐

東京の大手不動産でリテール営業を経験。30歳を節目に故郷の東北へUターンし、地元の転職支援会社へ入社。主に20~30代の若い人材のキャリアカウンセリングや、転職活動サポートを担当している。趣味はライブ鑑賞とスノーボード。

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転職でも、筆記試験を通して「応募者がどの程度準備をしてきたか」見ている企業もあります。しかし、新卒採用とは異なる転職の筆記試験は、どのように対策すればよいのでしょうか。

今回は、その対策方法を徹底解説します。

1.中途採用で筆記試験を実施する企業は約5割

DODAエージェントサービスの「中途採用に関する調査」によると、「中途採用で筆記試験を実施している」と答えた企業は全体の51%でした。

また、筆記試験の実施率は職種によっても差があります。IT企業の技術職は実施率が高く、80%以上の企業が筆記試験を採用しています。メーカーの技術職の実施率は70%以上、また教師や講師も実施率が高いようです。一方、コンサルティングや制作を行うクリエイティブ系の職種は、実施率が低い傾向にあります。

画像引用元:DODA「採用担当者のホンネ-中途採用の実態調査『筆記試験の実施率、試験内容は?』」

中途採用の筆記試験では、業者が実施(あるいは販売)しているテストを用いている企業もあれば、独自に作ったテストを使っている企業もあります。

新卒の場合、企業のホームページから試験に関する情報を入手できることもありますが、中途採用は対象者が少なく、毎年決まった試験が行われる訳ではありません。

また、企業側は予定している配属先の仕事に適応できるか、即戦力になるかなどを具体的に探ろうとします。そのため、試験の内容や形式にばらつきがあり、新卒向けの筆記試験より対策が困難です。

このように、新卒者と中途採用では筆記試験の特徴が異なるので、「新卒のときに経験したから大丈夫」と安易に考えると危険なこともあります。

2.筆記試験の種類を把握しよう

まずは、筆記試験の種類を知ることが重要です。

ここでは、中途採用でよく用いられている筆記試験を取り上げて紹介します。

適性検査

性格適性検査」「能力適性検査」の2つに分けられます。

性格適性検査は、人物の特徴や職務や職場との適合性を測る検査、能力適性検査は知的能力や作業能力を測る検査です。

半数以上の企業が、性格・能力両方の適性検査を実施していますが、いずれか一方の適性検査を実施する企業も存在します。

「はい」「いいえ」、もしくは「あてはまる」「あてはまらない」を選んで回答し、回答者の人物像を把握する検査です。

SPI

SPI(Synthetic Personality Inventory)は、性格診断検査と、能力適正検査の2種類で構成されています。

能力適正検査は国語的な能力、一般常識を問われる「言語分野」、論理的な思考能力、数字の処理能力を問われる「非言語分野」に分かれ、基礎能力を測る検査です。

クレペリン検査

クレペリン検査は、処理能力や性格、行動パターンを測定します。内容としては、隣り合う数字をひたすら足していく検査です。

1分ごとに次の行に移り、休憩をはさんで前後15分ずつ、計30分実施します。

クレペリン検査により、全体の計算量(作業量)や計算量の変化(作業曲線)、計算間違いなどから受検者のだいたいの処理能力や性格、行動パターンの特徴などを知ることができます。

参考:「内田クレペリン検査https://www.nsgk.co.jp/sv/kensa/kraepelin/whatis/index.html

玉手箱

能力適正検査と性格適性検査で構成されたテストです。

能力適正検査では「言語」「計数」「英語」の3つの分野から出題され、企業によって自社に合う内容を選んで組み合わせを変えることができます。

問題数が多いので、スピーディーに回答する必要があります。

コンピューター職能力検査(CAB)

SE(システムエンジニア)やPG(プログラマー)などのコンピューター職を対象にした適性テストです。

CABは、暗算や法則性、パーソナリティなどを調べることによってコンピューター職としての職務適性やバイタリティー、忍耐力、チームワークといった特性を測る検査です。

CABはSEやプログラマーに就くことを想定して実施されるので、点数が低いと希望の転職が難しくなります。

事前に対策を立てて準備することが重要です。

参考:日本エス・エイチ・エル(SHL)「Webテスト」http://www2.shl.ne.jp/product/index.asp?view=recruit

一般常識試験・時事問題

社会人としての一般的な知識・常識があるかどうかを調べる試験です。

国語や英語、数学、物理、歴史などの学力検査に加え、新聞の政治欄などに取り上げられているニュースをテーマにした時事問題などがあります。

3.筆記試験に有効な対策

ここで紹介したSPIなどの適性検査は、「アセスメントツール」と呼ばれています。特性や能力を測定するためのツールのことで、採用試験では性格検査や興味・関心に関する検査、能力やスキルなどを測るため使用されます。

応募者が多い企業の場合、筆記試験の段階で一気にふるいにかけられます。しかし、事前に対策しておけば筆記試験の突破率は格段に上がるので、まだ何もしていない人は自分に合った対策ツールを用意して勉強を始めましょう。

ここからは具体的な試験対策について紹介します。

1冊問題集を用意する

書店で販売されている問題集は定番ですが、筆記試験のノウハウがきちんとまとまっているので、1冊持っておくことをおすすめします。
SPIや一般常識、適性検査など、試験内容別にまとめられているので、試験内容に合わせて選びましょう。学力検査の難易度は企業によってばらつきがありますが、ほとんどが中学校卒業~高校卒業レベルです。
ごく稀にセンター試験のような難しい学力検査を採用している企業もあるので、油断は禁物です。

時事問題対策に、毎日ニュースをチェックする

一般常識や時事問題が出題される企業を受けるなら、社会や経済に関する最新情報を常に意識しておきましょう。テレビや新聞から情報を得るのも良いですが、最近ではニュースアプリが便利です。中には専門家の見解が載っている記事も配信されているので、より理解が深まります。

筆記試験対策ができるサイトを活用する

筆記試験の対策ができるWebサイトも多数存在します。
SPIはリクルートの「SPI3」、適性検査は会社なびの「みんなのWebテスト」、そして一般常識はユーキャンの「就職活動の神様」などが良く利用されているようです。
無料で利用できるものも多いので、事前に筆記試験の傾向を知りたい、実践的に勉強しておきたいという方は利用してみてはいかがでしょうか。

アプリを活用して隙間時間に勉強する

移動や休憩時間など、ちょっとした隙間時間には、スマホアプリが役立ちます。
現在ダウンロードできるアプリは、SPI対策向けのものが多く、その中でも「お手軽SPI対策」が人気です。

4.転職の筆記試験対策は、早めに始めるのが吉

今回は、転職の筆記試験の内容や対策をお伝えしました。検討中の企業の筆記試験対策はイメージできたでしょうか。

優良企業では筆記試験が採用されているケースが多いので、企業ごとの筆記試験の内容と傾向を熟知した地元の転職エージェントに相談して、事前に対策をしておくと安心です。

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